L.A.レイカーズとサンアントニオ・スパーズ。
勝ったほうが西を制すると言われ、何度もしのぎを削りあってきた強敵でした。

サンアントニオでは「Beat L.A.」と書かれたT-シャツが飛ぶように売れ、
ロサンゼルスのファンなんていったら袋叩き間違いありませんでした。
しかし、
今のスパーズは試合前から和やかな空気が流れ、みんなリラックス。
ファンも当時のように殺気立っていません。
唯一マヌ(ジノビリの愛称☆)だけがスーパーサイヤ人化しそうでしたが。
とにかく。
SAS 90 - 84 LAL で、
スパーズの勝利ぃ~。 (ボックススコア)
なんだろう、これ。
終盤追い上げられて3点差まで詰め寄られた場面もあったのに、なぜかあせらず。
今、チームがいい感じで上向きに成長してるところですからね。

小錦あわてない 相手をよく見ている!
特にラショーとナジーの両Cが刺激しあって試合ごとにステップアップしていて、チームにすごくプラスになっています。 特に攻撃面でいい感じですね。
どちらもまだまだ若いし、今が伸び盛りか? 本当は両方プレーさせてあげたいとこです。
うーん、贅沢な悩み。
でも、今日のヒーローはなんといってもブルース・ボウエン。
来た、おれの中の必殺・仕事人☆
リーグを代表するエースで目下得点王レースの首位を疾走する仇敵、コービーをFG率9/33の3割以下に抑える大活躍。 ビバ! エースストッパー!!
得点面でも5/7と踏ん張り、相手ディフェンスを崩す役割を果たしていました。
これは、今年こそはオールスター!と意気込むパーカーに、
ひそかに対抗してる としか思えません。
彼の中ではライバルですからね。
この試合でもゲーム前にインタビューをうけ(いつもはパーカーなのに)、コービーとの対戦はいつも楽しいよ、彼は偉大な競争者だから、などとなかなか格好いいコメントを残してました。
でもあながちないとは言い切れないですよ、ボウエンのオールスター。
今シーズンのボウエンの3Pシュート%ですけど、

なんと.618でリーグトップ。
効果的なゾーンバスターの役割もこなしているんです。
ああ、この仕事人っぷりったらもう。
なんと本日のスパーズ全体のFT率(14/25の.560)より高いですからね。
スパーズの入らなすぎるFTのほうが問題な気もしますが。 (そこはチップAC様、頼みます)
いけるんじゃないですか?
パーカーに負けじと、監督推薦で、
オールスターの、
3Pコンテストくらいなら。

シャーーッ!!
おれは信じてるぞ。 頑張れー。
90度からしかはいらなくても、スパーズのとっておきの飛び道具はボウエン、君だ!
あき
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NBAファイナルGAME7
ファイナル・オブ・ファイナル
泣いても、笑ってもこの試合が今シーズン最後の試合。
ピストンズでも、サンアントニオでもGAME8はありません。
勝つか負けるか。たった一つの勝利チームのみが得られる感動と優勝。そして、トロヒィーとリング。
______________________________________
ここで、GAME7以前に私が気になった選手やコーチのコメントなどをピックアップ!
ラリー・ブラウン「今まで黙ってたけど、実はみんな愛してる。」
(試合終盤でタイムアウトを取った時にピストンズの選手に対して)
ブルース・ボーエン「トニー・パーカーはビラップスへのディフェンスでとてもいい働きをした。(Game5のラストプレーについて)でも、自分もよくできた。」(ボーエンのディフェンスに対する情熱を感じた)
ティム・ダンカン
「(Game5においてのロバート・オーリーの活躍について)ロバートは、第4Qやプレイオフに集中する男であって、レギュラーシーズンはたいして仕事をしていない。」(チームが勝ったからなのか珍しくティム・ダンカンがいたずらっ子な目でチームメイトをからかっていた)
ロバート・オーリー「(それに対抗して)俺のレギュラーシーズンの試合を見てくれよ。そんなに(プレイオフの成績)とは変わってないはずだよ。」
しかし、そんなオーリーの成績は
レギュラーシーズン
平均6.0点、3.6リバウンド
プレイオフ
平均9.3点、5.4リバウンド
やっぱり、勝負どころに強い選手です。だから、オーリーは「五つのリングを持つ男」なんです。オーリーの活躍なしではNBAファイナル第5戦、スパーズは勝てなかったですね。
________________________________________
そして、レギュラーシーズン82試合を戦い、
プレイオフで16勝した今シーズンたった一つのチーム
「サンアントニオ・スパーズ」
試合中ずっとハラハラしてました。それほど、ピストンズは強く決して最期まであきらめないチームだった。Game7におけるホームコートアドバンテージの重要性、チームの13番目の選手「ファン」の後押しがどれだけスパーズに力を与えたか、想像以上だった。

GAME7、スパーズ優勝後のコメント
デイビット・スターン
「NBAでもっとも国際的なチーム”サンアントニオ・スパーズ”が優勝!」
グレッグ・ポポビッチ
「ラリー・ブラウンは本当に素晴らしい監督です。」(ポポビッチの監督のキャリアはHCラリー・ブラウンのもとから始まり今では親友の戦友に対するコメント)
MVP ティム・ダンカン
「このチームにはMVP選手が多くいる。」(スタメンのトニー・パーカー、マニュ・ジノビリ、ブルース・ボウエンみんな活躍しました。ベンチのオーリーもね)
ヒュービー・ブラウン
「サンアントニオ・スパーズ、このチームには自己中心的な選手が
いなく、どの選手もチームの中での役割をきちんと理解し、仕事をすることができた。」
トニー・パーカー
「今日はディフェンスでの勝利。第3Qでチームが困った時にティム・ダンカンが救ってくれた。ポイントを取ってくれたし、大事なフリースローを決めてくれた。」
エマニュエル・ジノビリ
「3年目にして、NBAファイナルの栄光を2度も味わえたことは本当にうれしいし、最高だ!」
トニー・パーカー
「2003年の優勝時は、自分はフランスから、マニュはアルゼンチンから来たばっかりで、それは特別なものであったけど、今回はその難しさを分かって達成できたことがまた特別なんだ。」
ティム・ダンカン
「今日のゲームはとても素晴らしいと言うわけではないけど、自分の調子やリズムが”いい”と感じた時間帯があって、そこでは自分に自信を持ってプレイしようと思ったんだ。」
トニー・パーカー
「ティミーはうちらのリーダーなんだ。今日は、彼が俺達をひっぱてくれたんだ。」
ベン・ウォレス
「ティム・ダンカンはチームの重責を肩に荷負っていながら、チームを優勝に導いたんだ。それは、偉大な選手がすることなんだ。」
ラリー・ブラウン
「とても勝ちたいという気持ちは高いのだが、それとは別に、別のチームがそれを望んでいる事実も感じた。」

デビン・ブラウンのお父さんも大興奮!
試合後も最期まで「サンアントニオーX4」と叫んでいた。
アッツ
「何より、感動した試合だった。タイミング悪く2003年のスパーズの優勝に参加できなかった置き忘れた物をを手に入れた感じで、なんだかジーンと胸に来てしまった。サンアントニオの皆さん、サンアントニオ・スパーズ、そして今まで出会ったみんなに感謝したい。」
アキ氏へ
「このNBAコートサイドブログを始めてから、本当にバスケットボールIQが伸びたと思うよ。スパーズ応援してきてよかった!次は、ストリート・ボールで!とりあえずアキのスパーズ応援ログお疲れ様~。ではでは、オフシーズンも気合入れてきましょう。」

アッツ
ボートに乗りながらゆっくりとダウンタウンを周回するのです。
もちろんおれも行く予定です。
なんとアッツ氏はスタッフとして船に乗るかもしれません・・・・、、
ので! 今日の彼のパレード記事は要チェックですよ。 ☆(*^ー゚)b
そっちは任せて、おれはあの興奮の夜を振り返ってみたいと思います。
泣いても笑ってもこれが今シーズン最後の試合となった、NBAファイナルのGame7。
アナウンサーも何度もこれで勝ったほうが優勝だ!と叫んでおりました。
お互い譲らぬ堅固なディフェンス。
手の内を知りつくしたゲームプラン。
決して諦めない勝利への熱意。
その全てをコートに置いてくるときがやってきたのです。
雌雄を決するそのときが!

結果は、 SAS 81 - DET 74 で、
スパーズ、優勝ぉぉっっ!!! (ボックススコア)
おめでとう~!! みんなありがとう~!!
またもや最後の最後まで接戦の中で、最高の勝利でした。
この目でライヴで見た感じは、
パーカー (C)
ジノビリ (A)
ダンカン (A+)
ボウエン (B+)
ナジー (B-)
オーリー (A)
バリー (B+)
ブラウン (D)
ポポビッチHC (A)
といったところ。
やはりというか、スパーズは使ってきましたね、ゾーンディフェンス。
ポイント、ポイントでときどき見せていました。 マンツーのときはファイト・オーバーでしぶとくスイッチせず、そうじゃないときはゾーンで固める。 組み合わせです。
おかげで相手のリズムも狂ったかな? 今日はピストンズの3Pシュートも不調でしたね。 その原因として、ブルース・ボウエンのナイス守備があったのですが。 今日はリップはもちろんのこと、ピストンズの司令塔チャウンシー・ビラップスについているときが多く見られました。
また、ブレント・バリーが最後の最後に来て存在感をようやく発揮してくれたのが嬉しかったです。 序盤、押されがちだった展開を打破したのは、パーカーとナジーを下げての、バリーとオーリーの2枚投入。 バックアップガードのウードリックではなく、ジノビリをコンバート、ジノビリの位置にバリーを、というのがものすごく上手くいきました。 ナイス采配!! さすがポポビッチHC!!
そしてやはり勝負どころで活躍してくれたオーリー。 またもやこの男です。 これからはオーリー様と呼ばせてください。

しかし、そんなものは全部小さなことです。 彼の活躍に比べれば。
やってくれました。 成し遂げました! 我らがティム・ダンカンが!!
2年前、提督・デイビット・ロビンソンの最後の花道を飾ったあの優勝以来チームのニューリーダーとしてあらゆる面で力の発揮を求められたダンカン。
それが昨年のレイカーズの卑怯ともいえる補強&フィッシャーの奇跡の0.4秒ショット(おれは認めません)で苦汁をなめさせられました。 今季もここまで活躍はするけど、良くも悪くも今までどおり、地味、などと言われていました。
それに加えて、シーズン中の足の怪我。 実はあれ、まだ完治してないんです。 動きを見れば分かります。 素早さと高さが低下してますもん。
でも、そんな逆境、精神的にきつい中、それでもチームのために身体をはり、ここまでやってきました。 そう! 今季のジノビリ、パーカーの成長も、ダンカンあってこそなんです。
そしてこの大舞台で・・・・。 うう。 涙がでそうです。
スパーズに流れをたぐり寄せた3rdクォーター終盤の攻防。 ボールのほとんどはダンカンに集められました。 たとえどんなことになろうとも、最後はやっぱりダンカン勝負! ダンカン! ダンカン! ダンカン!です
スパーズファンにとっては見慣れたこの陣形。 2年前にリーグを制覇したツインタワー時代のフォーメーションです。 まず、インサイドのダンカンにボールをいれ、勝負するなり、ガードが走りこむなり、ひきつけておいて外のシューターなり、「全ての攻撃は1度ダンカンの手を通して始められる」というスパーズの生命線。
でも実はこのシリーズ、というか今季途中からずっと、あまり見かけなかったんですね。
それが復活! やはりスパーズの魂はおまえなんだよ、ダンカン! 赤木がやられたら湘北は土台から崩壊させられかねないんだよ!! ゴール下だけは譲るんじゃねえっ!! (興奮気味)
というかね、そんなダンカンを信頼して、苦境だからこそひたむきに何回でもボールを彼に集めるスパーズの他の選手達の姿にぐっとこみ上げるものを感じました。 そしてそれに応えたダンカン。 確かにファイナルMVPに値すると思います。 優勝候補の呼び声とはウラハラに、本当に苦しいシーズンだったもんなぁ・・・・。

そりゃあ喜びもひとしおでしょう。 見よ、この笑顔☆
そして惜しかったのがジノビリ。 スパーズの未来を担う男。
ファイナルのGame6までは記者の投票の7割を集め、MVPも夢ではなかっただけに、少し彼にあげたい気持ちもあります。
でもジノビリなら・・・・きっと、きっと自分の手でいつか必ず掴み取ってくれることでしょう。
なんていったってオリンピックMVPの金メダリストですからね。 1度も負けられない五輪の戦いで、ドリームチームのUSA相手に勝ちきった彼の勝負強さ、というかチームを勝利に導く力はすごいです。 観ているもの全てを情熱と興奮と歓喜のうずに巻き込みます。
きっとまた来年もサンアントニオの街に、このドキドキをもたらしてくれると信じてますよ!
また、敗れたとはいえ王者ピストンズは強かったです。
なによりハートがものすごく強いチームでした。

来期以降はブラウンHCの去就がどうなるかさっぱり読めませんが、これだけ完成度が高く、タフで諦めることを知らないチームがこのまま引き下がるとはとても思えません。
また東を勝ち抜いてくる可能性は高いです。
だから最後はこの言葉でしめたいと思います。

またここで会おう、強敵よ。
これはこのプレイオフで戦った全てのチームに贈ります。
そして、これにてアキのスパーズ応援ログはひとまず休憩になります。 読んでくれたみなさん、ここまで付き合ってくれて本当にありがとうございました。 おれはとても楽しかったです。
ではまた、来年、もしくは別のスポーツで会いましょう♪
アキ
意気揚々と帰ってきたサンアントニオ空港には、夜中の3時過ぎだというのに数千人の市民が集まり、温かく迎えてくれたようでした。 うー、おれもいけばよかったです。。 ><
とにかく、ようやくここまでやってきました。
したの写真のとおり、プレイオフが始まったときは「16」もあったカウントダウンも、

ついにあと1つ。
あと1勝です。
長かった。 本当に長かった・・・・この道のり。
いや、まだ優勝が決まったわけではありませんね。
気を抜くには早すぎでした。
でも、ついつい想像してしまうんです。
トロフィーもって笑いあうスパーズの面々を。
なんせここ10試合ピストンズに本拠地SBCセンターで負けてないらしいですし。
選手達もどこかホッとしてしまっていたのかもしれません。

結果、 SAS 86 - DET 95 で、
ピストンズ、底力をみせて逆王手! (ボックススコア)
追い詰められ、もう後がないピストンズは手強かったです。
特に司令塔チャウンシー・ビラップス。 去年のファイナルMVPは伊達じゃありません。 ほとんど全てのプレイの起点になりつつ、チーム・ターン・オーバーを5つに抑えるという頼れるリーダーっぷり。 彼を何とかしないとピストンズは何度でも牙をむくでしょう。
この目で見た感じは、
パーカー (B+)
ジノビリ (B-)
ボウエン (C)
ダンカン (A)
ナジー (B)
オーリー (B-)
バリー (B)
ウードリック (D)
ポポビッチHC (A)
といったところ。
スパーズとしては、大黒柱ダンカンの調子が良かった(フリースローを除く)ため、ぜひとも勝ちたいところでした。 怪我の影響がいまだ見え隠れし、全盛期の速さと高さではないですが、このシリーズはいって1番キレがあったように思いました。
ただねー、前回に引き続きまたしても最後のショットを決めきれなかったんですよね・・・・。
どうした、ダンカン。 なんと言われようと、やはりスパーズはダンカンあってのチームなんだぞ。
いや、みんな良くやったと思いますけどね。
しいて言うならば、少々3Pシュートを打ちすぎた感があります。
3Pが悪いとは思いませんが、今日の3Pはシュートセレクションが悪いものが多々ありました。
そんな色気をだせるほど甘い相手ではないと、先週存分に思い知らされたはずなのに。
それでもいい試合でした。
最後の25秒まで3点差(になるはずの)ゲームでしたし。
ところで、ピストンズは名将ラリー・ブラウンHCがついに切り札を切ってきましたね。
これはもう後がない証拠なのですが、この切り札がいいところでピタリとはまりました。
それはピストンズの3Pシュート。
このシリーズ滅多に見なかった彼らの3Pシュートですが、崖っぷちでついに解禁!
もともと確率は悪くはないですしね。 スパーズが中を固めて必死に守ってると、スパッ、スパッと時おり飛んでくるこの飛び道具がやっかいでした。
撃てども撃てども入らないスパーズの3Pシュートとは対照的。
試合を分けたのはこの差でしたね。
スパーズはインサイドのダンカンにもっとボールを集めるべきでした。
決めるところで決めきったピストンス選手のほうが集中力があったってことです。
リップことリチャード・ハミルトンがフェイスマスクをかなぐり捨てて熱いプレイをし、これまで手を焼いてたブルース・ボウエンのディフェンスをついに打ち破ったような、そういう気持ちの差です。

ってか、なんでカメラ目線なんだよ、ボウエン! 試合に集中してくれ
でも、まぁ、負けた要因が分かりやすいのが唯一の救いです。
スパーズの選手達も自分で同じように言っていました。
ポポビッチHCがきっと対策を練ってくれることでしょう。
もしかしたらスパーズも最後の切り札をきってくるかもしれません。
伝家の宝刀、ゾーン・ディフェンスという。
まだこのシリーズで見せていませんよね。
その辺の両HCの采配も見所ですね。
さあ泣いても笑ってもこれが今季の最終戦のGame7。
ここにきて、ホームコート・アドバンテージを持ってるってのは心強いですね。
お互い全てを出し切って、迫力の試合が見たいものです。
Go! スパーズ! Go!
気持ちだけは絶対に負けるなっ!!
アキ