この試合、前半からコービーに対してのディフェンスにスパーズはかなり注意、そして集中していた。
ボウエンのしつこいまでのあの顔(!)、そしてドライブインされたらすぐダブルチーム、さすがポップ(グレッグ・ポポビッチ監督)、前日のデンバーでの悲劇からディフェンスをしっかり修正してきた。
余談ではあるが、ロード三連敗後のホームでの3/30/05シアトル戦のあと、ポップとトニー(われらがトニーパーカー)が記者会見で「ディフェンスなしでは勝つことはできない」と発言。 つまり、チーム最高の成績を残しているティミー(大黒柱ティム・ダンカン)抜きでは勝負はディフェンスといったところか?
もともと、スパーズはホームに強いディフェンスのチーム!
レイカーズ戦に戻ると、残り1分の状況で試合はシーソーゲーム。
確か残り15秒で、レイカーズがカロン・バトラーのレイアップで94-93の一点リード。 もちろんスパーズはタイムアウト。そして、ボールはオールスタープレイヤーのマニュ・ジノビリ。
レイカーズ作戦どおりここでファウル。 スパーズタイムアウト残り13秒。
ここで名将ポップの決断はブレント・バリー。
完璧に裏をかかれたレイカーズはバリーのドライブインを防げず逆転を許す。
うーん華麗な采配。
そして、レイカーズタイムアウトのあとにフィニッシャーはもちろんこの人、コービーの手に委ねられる残り5秒。 ボールをもらったコービー、ディフェンスと駆け引きしながら一つ・二つドリブルをつきフェイクを織り交ぜていく、そして右にボールを振ったあと、やや斜め後ろに飛びながらのフェイドアウェイショット。
放たれたアーク(ボールの弧)はリングの縁にぶつかり試合終了、スパーズ95-94で勝利。
しかし、この最後のプレーには二つの駆け引きとストーリーがあった。
ひとつ目は、スパーズのコービーへのディフェンス。
この試合コービーをFGM6-19(フィールドゴール)30%弱とディフェンスで貢献していたボウエンではなくロバート・オーリーであったこと。
もしかしたら、ボウエンはこの試合27点を挙げたカロン・バトラーについていたのかもしれない? ともあれ、身長も高く手足も長いオーリーはディフェンスは吉とでた。
ふたつ目は、コービーのラストプレイの判断。
監督はコービーにドライブインでシュートかファウル引き出すプレーを期待していた。
その裏づけとして監督は、ディフェンスがオーリーなのだからコービーにドライブシュート狙ってほしかったというコメントを試合後に残した。 しかし、当のコービーはあの場面ではジャンプショットの選択は間違いなかった、そして間違いないとコメントした。
プレイオフ前線から一歩退いたレイカーズ、シャック(レイカーズからマイアミに今期移籍した)とフィルジャクソンを事実上追い出し自ら優勝請負人になろうとした事、そしてもしかしたら現在の監督との確執、いろいろな面で今追い詰められているコービーは自分のプレーだけは自分で否定できないのかもしれない。
それがエースであり、コービーであるゆえんなのだから
あーーレイカーズの監督の名前がわからない!
アッツ
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