派手な補強で一新したチーム。
今のところ動いてないチーム。
いろいろありますが、市場は確実に動いています。
FA戦線も面白くなってきました!
その中で最も注目を集めているのがクリーブランド・キャバリアーズ。

若干20歳にして“キング”と呼ばれる次世代のエース、レブロン・ジェームスを中心としたチーム作りを掲げ、FAで補強、補強、補強。 誰よりも積極的に戦力アップに乗り出しています。
Gのラリー・ヒューズ (ウィザーズから5年$6000万~6500万で獲得)
PFにドニエル・マーシャル (ラプターズから4年$2000万で獲得)
Cにジードルナス・イルガスカス (5年$5500万~6000万で残留)
と、各ポジションに有能な人材を揃え、王朝を築くのに余念がありません。
レブロン・ジェームスが2007年にFAになってしまうので、それまでになんとか戦力を整えよう、王を満足させようと必死です。
これにより、レブロンが本来のSFでプレイすることになりました。
また、サポーティングキャストが整ったため、昨季よく見られた「オフェンスが手詰まりのときはいつでもレブロン様の1on1頼み」といった状況も打破しやすいと思います。 だいたい、そういうときこそチームでボールをシェアしてエースへの負担を減らすもんでしょう。
また、ヒューズはディフェンス志向が強く、昨シーズンのスティール王です。 (ちなみにレブロンは3位) 2人あわせて1試合平均5個以上スティールが狙えるコンビっていうのは面白いです。 これでチームとしての守備意識が(そして技術も)向上していけば、かなりいいチームとなる予感がします。 ってか、HCの責任は無限大に重大ですね。 (怖っ)
今後の動きとしては、昨季PFとして踏ん張ってくれたドリュー・グッデンを放出してロングシュートのあるPGを獲得したい模様です。 が、個人的にはグッデン残してもいいと思うんですよね。
っていうのも、このままだとインサイドの守備がはたしてどこまでやれるかわかりませんし、怪我も怖いし、そういうPGはどこのチームも出したがらない(高くつく)んじゃないかと・・・・。 エリック・スノウもいますしね。 それなら安めで守備と3Pだけある職人タイプの選手を連れてきたほうがいいと思います。 ボウエンみたいな。
噂ではリトアニア出身の元ヨーロッパMVP司令塔サルナス・ヤシケヴィシウスを狙っている、とか。 彼はジャズも狙っているらしいですけど、イルガスカス(同じくリトアニア出身)つながりで連れてくることができるか?


語り継がれるチームを目指して
なんにせよ、若き王の下に続々と集い始めた戦士達。 円卓の12人の騎士はうまれるのか? 気になるけど、黄金時代到来を予感するのはまだ少し気が早いかもしれません。
その他にも注目の補強をしたチームといえば・・・、
まず、ニュージャージー・ネッツ。
昨季途中でヴィンス・カーターを獲得して以来希望の光が見えてきたんですが、それも束の間、若手筆頭のリチャード・ジェファーソンが大怪我で戦線離脱と天国と地獄を1度に味わう波乱のシーズンでした。
が、復帰したリーグの至宝PGジェイソン・キッドに率いられどん底の状況からプレイオフへ滑り込みセーフ。 (そのときかわした相手が上のキャブスです。) 今季ジェファーソンが戻ってくれば、リーグ有数のオールスター・バックコート・トリオが再び揃い踏みと、希望の太陽がまた昇るというチーム状況。

ほしいのはインサイドで計算できるプレイヤー。 できればタフでチームのために身体を張れるタイプのハードワーカーがいいです。 多少雑でも大丈夫、なんせキッドが司令塔のチーム、きっと往かしてくれます。
そこで獲得したのは、なんとシャリーフ・アブドゥル・ラヒーム。
よく引っ張ってこれました。 PFとして間違いなくトップクラスの実力者です。
ただ、今まではチームメートにあまり恵まれず、再建中のチームでばかりプレーしていました。 もちろんそこではエース級だったわけですが、おれが思うに本来の彼はカーターと一緒でNo.2としてでも生きれるタイプ。
なんていうか、得点に関してはエース級で間違いないですが、ゲームを作る力、チームを勝たす力といった点においてはエースの責任を果たすのがやっと・・・っていう気がするんです。 カーターが絶対的なリーダー、キッドのもとで自由に本来のプレーを取り戻しつつあるように、ラヒームもそうやってリーダーの片腕として役割を与えられたほうが自分の能力を発揮できるんじゃないか、と。 そのほうがチームとしてもきっと強くなりますしね。


強いネッツが帰ってきた?
2年前のNBAファイナルでスパーズと戦ったときを頂点に一時どん底まで落ちかけたネッツ。 あの時とは違うメンバーを引き連れて、最高のPGの挑戦がまた始まります。
願わくば、来シーズンは大きな怪我のありませんよう。
とはいえ、来シーズンが本当に楽しみですね。
早く始まらんかなぁ・・・。
今回の記事は独断と偏見と多少のベルセルクでお送りしました。 かしこ。
アキ
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